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栽培雑記 Vol-2
D.glanduligera
-栽培が難しい理由-
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1.概要
D.glanduligeraはオーストラリアに広く分布する、クルマバモウセンゴケ(D.burmanii)に似た
小型のモウセンゴケである。
1996年の豪州探検の際も数株を確認したが、最盛期では地面一面にびっしりと自生し、
乾季の前までにたくさんの種子を実らせる。
オーストラリア南部の四季のある地域では、夏の乾季を乗り切る植物の知恵として、
1.球根をつくる、球根Drosera類
2.ムカゴで殖え ピグミー類
3.太い根で越乾する D.binata類、D.adelae
4.種子で越乾 D.burmanii B.liniflora D.glanduligera
など様々である。本題のD.glanduligeraは種子越乾の仲間である。
2.栽培の基本
種子はCPNやACPS(オーストラリアの研究会)のシードバンクで容易に安く入手できる。
当方では、昨年秋に豪州在住の友人から新鮮な種子を入手した。
入手した種子をすぐに播種した。播種した鉢は、特別なものは用意しないで、ピグミードロセラ
の鉢に適当にパラパラと蒔いたのである。
どうしてそうしたかというと、届いた種子は、まるで詰換え用の胡椒のように大量に入っていた
ので、面倒だったことが最大の理由である。ならばどの鉢でもいいのであるが、自生地がおな
じであるピグミーの鉢を選んだのは自然だったのかもしれない。
昨年秋に蒔いて、今年の3月に大量に発芽した。始めはムカゴは大量に発芽したものと思ったが、
よく見るとD.burmaniiのように丸い葉で、明らかにピグミーのムカゴでは有りませんでした。
見ていて気持ち悪いぐらい大量に発芽したので、生育がよく、生長の早い株を選別して別の鉢に
寄せ上で植え替えました。
4月から5月上旬にかけてオレンジ色の大きな花がつきました。これには感動。株の直径が1cm弱、
花茎は高さ2cm弱、花は15mm程度で植物体よりも大きかったです。
そして5月中旬、開花が終わると同時に植物体も枯れはじめ、あっという間に真っ黒になって枯れ
てしまいました。しかし種子は大量に出来ており、1株に花が3房平均でしたが、全ての房の中に
20粒以上の種子が詰まっていました。
全て採取しきれていないので、おそらく来年の春にまた発芽することでしょう。
このサイクルで栽培できるとすれば、
1.ピグミードロセラと同じ環境に置いて管理する。
2.発芽は3月、開花は4月から5月、結実と枯死は5月下旬
ということになるでしょう。
JCPSのSEEDBANKで購入された方が多いと思いますが、皆さんのところはどうでしょうか?
ご意見お待ちしております。