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栽培雑記 Vol-6
N.campanulataの栽培
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1.概要
わずか数年前まで幻の植物で、チャールズクラーク氏のボルネオの本などにもイラストでしか
紹介できなかったものが、今ではかなりの安価にて流通している。
ボルネオクチン在住のチェンリー氏が再発見し、種子によるフラスコ培養により大量生産に
成功。2001年にボルネオの農場を訪れたときは、所狭しとN.campanulataが大量に並べて
あった。発売当時は1株100ドルぐらいだったであろか?今ではボリュームディスカウントで
1株20ドル程度で輸入できるにまで値下がりした。発売当初に輸入した方には気の毒な話か
もしれない。
2.栽培方法
価格の暴落をもてもわかるとおり、栽培はいたって簡単である。輸入当初はやわらかい葉が
もろい印象があり、つい過保護に「室内水槽で人口の光で高湿度」などとイメージしてしまうが
私が栽培してきた半年間の経験からすると、以下のようなことがわかった。
(1)強い日光を好む。(あるいは強い日光でも大丈夫)
(2)空気の乾燥に強い
(3)低温に強い
当方では20株以上まとめて輸入し、室内水槽、ベランダ設置のワーディアンケース、庭のアル
ミ温室の3箇所に分けておきました。室内水槽に置いたものは、すぐに葉が黒くなり、着いてい
た袋も痛み出し中には生長点まで黒くなってしまった株もありました。
庭に設置してあるアルミ温室では、湿度は充分、自動潅水による水も充分、鉢はびしょびしょ、
そして日差しは半日陰。しかし状態は良好で、現在まで特に問題はない。
最後にベランダ設置のワーディアンケースでは、午後の日照がまともにあたる場所でしたが、
葉がうっすらと赤茶色に日焼けしたと同時に葉も頑丈になってきました。そして袋もつけてきて
輸入時にくらべると随分元気な株に変身しました。このベランダワーディアンケースが一番状態
が良かったです。冬は最低12度程度の保温しかしない場所で、一番寒い夜ではおそらく10度を
きっていたかも知れません。それでも全然平気でした。
昨年6月に初輸入してますので、日本の真夏は経験済みですが、特に暑がることはありません。
こうしてみるとミラビリスやグラシリスよりも易しい植物です。南総では戸外栽培ができるかも
しれません。
用土は細かく刻んだミズゴケとベラボンの細粒、パーライトとゼオライトを適当に混ぜたものを使っ
てます。パーライトは多めに混ぜます。
また、室内水槽において、生長点まで黒変した株ですが、ベランダのワーディアンケースに置い
てしばらくしたら、脇より元気な生長点が出てきました。生長点黒変により枯れたと思って捨てな
いようにしましょう。
この植物はすぐに開花します。当方ではまだですが、現地のナーセリでは、かなりの株が小さい
苗状態なのに咲いてました。いやこの小ささで親株なのでしょう。そしてほとんどが雄株しか咲い
てませんでした。これを片親にいろんな交配がされ、小型で作りやすいネペンテスを作るのも
面白いかもしれませんね。
以上簡単ではありますが、ぜひこの植物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?