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栽培雑記 Vol-7
U.longifoliaの栽培
-開花させるために-
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U.longifolia |
1.概要
Utriculariaは食虫植物の中では一番の大所帯で、水中性(タヌキモ類)と陸性(ミミカ
キグサ類)に分類され、さらに、その陸性のものを湿地に生え小型の湿地性と,葉や花が大型
の着生とに分類することができる。
U.longifoliaは南米産のウトリクラリアで、U.alpinaやU.endressiなどと同じ
着生種として
分類されている。この仲間は地下に水球を持ち、夏は葉を落とし休眠することがある。
夏の暑さに弱いとされており、栽培ランクはけっして初心者向けとはいえないが、大型の花と
特異な葉の形などにより人気のある仲間である。
2.栽培方法
今回のテーマはU.longifloiaに絞るが、U.alpina U.reniforims等も同様に管
理できるので参考にしていただきたい。
用土はミズゴケ単用で、できれば新鮮で生のミスゴケが望ましい。3号以上の比較的大き目の
素焼き鉢を使い、やわらかく定植させます。腰水でも問題ないですが、できれば毎日頭から水
をあげたほうが良いです。
日光は1年間を通じて50%程度の遮光が望ましく、直射日光は絶対に避けてください。冬の寒さ
には弱いので、最低でも10度、できれば13度以上保持してください。特にアルピナは寒さに弱い
ので15度以上は必要な感じです。10度ぐらいに下がると葉を落としてしまいます。
夏の管理が問題とされますが、当方では冷房なしで越せます。特に特別な事はしてませんが、
風通しの良い場所においてください。人工的に扇風機で夜のみ風を30分おきに当てるのもいい
かもしれません。
U,humboltdii U.quelchiiなどは冷房が必要かもしれませんが、U.longifloia U.alp
ina及びU.reniforimsは冷房なしで充分夏越し可能です。
殖やし方ですが、自然に株別れして増殖するので手間は掛かりません。あえて増殖を図るの
であれば、U.reniformisで可能です。地下の太い根を4cmぐらいにちぎってミズゴケ
の上に乗せておくだけで、2週間ほどで発芽します。ポイントは埋め込まず乗せるだけです。そして
日光にはよく当てます。白い根(性格には根茎)がうっすらと赤味を帯びます。
3.開花をさせるために
これもU.longifloia、U.alpina及びU.reniforimsに共通の話であるが、低温刺
激により花芽分化が起こるようです。
低温刺激についてですが、5度程度の低温に4日から1週間ほどあてることです。冬の間中ネペンテス温室で充分保温していると絶対開花しません。
ちなみにU.longifoliaは開花しやすい系統があるという話を良く聞きます。
当方には、伊勢丹で昔買ったもの、チェコから輸入したもの、そして愛知の伊藤さんから浜田山で
買ったものの3系統ありますが、同じ条件で開花したのは伊藤系統だけでした。
また昨年国際会議のときに研究会の売店ブースで売っていた系統(大彰園)も開花しやすいといわ
れてます。
以上簡単ではありますが、ぜひこの植物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?