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栽培雑記 Vol-12
Drosera capensis栽培の楽しみ
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D.capensis bload leaf |

D.capensis narrow leaf |

D.capenasis hairy purple |

D.capensis all red |

D.capensis small type |

D.capensis alba |
1.概要
Drosera capensis、和名でアフリカナガバノモウセンゴケ。この植物は栽培は最も簡単で
いまさらここで詳細に語る必要は無いであろう。
日本でも戦前より導入され広く栽培されており、ホームセンターなどでも普通に売られている。
栽培自体は特に難しいことはなく、暑さ寒さにも丈夫で、我が家では真冬でも無加温水槽内で
越冬する。加温するとしても5度程度で充分で、よく日のあたる室内でも充分である。
今回は栽培よりも、その変化に富んだバラエティーについて紹介する。
2.バラエティー
昔はバラエティなどなく、1種類のみであったが、近年は様々な変化に富んだものが愛好家で
維持・栽培されている。
(1)D.capensis bload leaf
いわゆる在来系で葉が太く、大型になるタイプである。海外ではwide leafとも呼ばれている。
自分の経験では直径20以上の大きさにまで育てたことがある。
ピンク色の花を次々咲かせて、種子もよく出来、あちこちの鉢にこぼれ落ち勝手に繁殖する
ものである。
(2)D.capensis narrow leaf
上記の在来系よりもやや細長く、bload leafに比べてやや小型であるが、栽培は特に難しい
ことはなく勝手に種子繁殖する。
オーストラリアのTriffidより導入するとこのタイプが送られてくる。
(3)D.capensis narrow hairy leaf
上記narrow leafに似るが、葉柄部分に毛が密集し、葉も立ち上がり気味で、なかなかかっこよい。
これもTriffidから導入するとこのタイプが混じっている。
ちなみに、CPNのseedbankやTriffidをはじめ海外では上記(2)(3)ははっきり区別されていないの
が現状である。
(4)D.capensis alba
一昔前はかなり珍品扱いされ、1株3.000円もした時代もあった。今では500円も出せば立派な
株が手に入る。
株全体がグリーンで、花は白い。種子は良く出来て栽培も簡単であり、回りの鉢に種子が飛び、
勝手に繁殖するほど丈夫である。
(5)D.capensis hairy purple
葉は格好良く立ち上がり、葉色はやや紫掛かる。花色もピンクよりもやや濃い色になる。
種子は良く出来て繁殖力は他のバラエティーとも遜色ないが、あまり栽培されているとは
いえないようだ。
(6)D,capensis all red
葉身から葉柄まで真っ赤に染まる本種は繁殖力や栽培上は全く問題ないが、なぜか普及していない。
業者も手を出して繁殖させていることから、他の5変種と同等に作りやすいはずだ。
しかしこのオールレッドは発芽から小苗までは真っ赤であるが、大きくなると赤味が消えて普通の
カペンシスになってしまうのが難点である。
(7)D.capensis minor form
アレンの種子リストにこの種の記載があり、輸入して播種した苗を浜田山で見たが、たしかに
小ぶりな感じである。うちに小さい苗が1株あるが、生長も遅いようでなかなか大きくならない。
(8)D.capensis small form
上記(7)とは明らかに違うもので、どちらかというとnarrow leafが一回り小さい株といったかんじだ。
一回り小さいから小苗なのかな?と思いきや花茎を上げてたくさん開花し、種子も大量に採れる。
明らかに他のバラエティーと区別できるかどうか今後も観察を続けたい。
以上、カペンシスのバラエティーについて簡単にまとめてみたが、どうもカペンシスの仲間は
駄物扱いされがちであるがゆえ、軽視されている感が否めない。
いろいろ集めてみると魅力あるものが多いのがこの仲間であろう。
バラエティのコレクションも去ることながら、人が見てびっくりするぐらい大きな株や群生作りに
仕立ててみてはいかがだろうか?